2023年8月9日、中国北部の河北省の涿州市で、大雨の後の洪水で道路からがれきを取り除く作業員。(Photo by JADE GAO/AFP via Getty Images)

偽りの救援活動 中国華北地方の洪水で中国共産党の末期が浮き彫りに

7月29日から、中国の華北地域は台風5号(トクスリ)の異例な豪雨に襲われた。当局のダム放水が実施され、河北省や北京市などでは大規模な洪水被害がもたらされた。

これにより中国共産党(中共)当局の管理体制の深刻な危機が露呈した。中共の偽りの救援活動はすでに社会の現実と大きく乖離しており、その光景はもはや「中共の末日」を際立たせているという。

数年前まで、特に2012年までの胡温時代(胡錦濤、温家宝による中国政権)であれば、中国で重大な災害や危険が発生するたびに、中共の指導者たちが「親民秀(民衆に親しむ演出)」を行い、現場で指揮を執る姿を見せていた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国とネパール国境の土石流災害で、11日間トンネルに閉じ込められていた中国人男性をネパール側で救出した。一方、中国側では生存者は確認されず、救援対応や情報公開をめぐり疑問の声が上がっている
中国ではEVの使用済み電池の発生量が、2030年に年間100万トンを超えると予測されている。しかし、こうした電池の処理について、中国では現在も健全かつ安全な回収・処理ルートが整備されていない
すでに熱帯低気圧にまで勢力を弱めていた台風18号ソウデルが再び台風の勢力に戻り、中国に3度目の上陸を果たした
中国恒大集団の創業者、許家印氏に言い渡された無期懲役判決によって、中国で最も劇的な不動産崩壊の一章が閉じられた。しかし、許氏の失脚を、暴走した大物実業家に対する処罰としてのみ捉えるべきではない。
天安門事件を目撃し、中共官製メディアの記者からキリスト教伝道師へ転身した汪勁氏の半生。軍の腐敗や臓器収奪、過酷な監視と弾圧の実態を告発し、現在はカナダで自由を語る元中共官製メディアの記者の証言