CPIとPPIが同時下落 中国経済は深刻な後退局面(1)
7月に入ってからの中国経済は、回復の兆しが見えず、落ち込みが顕著だ。不動産の売上や輸出入の取引は大きく落ち込んでいる。
最近発表された7月の中国のCPI(消費者物価指数)とPPI(生産者物価指数)は、驚異的な下落を記録している。国際的には、CPIとPPIの同時下落は、経済がデフレに陥っていることを意味する。
中国経済がデフレに陥っているのか、あるいはもっと深刻な問題が存在しているのかは不明だ。このような状況の中、中国の経済や社会の動向がどのような方向に進むのかが注目される。
関連記事
米国と欧州連合(EU)が中国に関税を課すなか、中国共産党政権は新たな輸出市場を模索することになる
中国による海外オンライン証券への規制強化は、香港市場の流動性を奪い、投資家の資本逃避をさらに加速させる恐れがある。インサイダーリスクや、暗号資産・大手銀行への資産避難など、広がるチャイナリスクを解説
香港に流れた数千億元の資金をめぐり、中共当局が封じ込めを強めている。汚職官僚の資産逃避だけでなく、人民元離れが広がることへの危機感もにじむ
中国の内モンゴルの牧場で羊飼い2人の求人に700人以上が殺到。都市のホワイトカラーや大学卒業生も応募し、中国の深刻な雇用圧力と若年層の就職難が浮き彫りとなった
2026年1〜4月の中国財政は表面上の増収の裏で二極化が進行。株式市場は活況も不動産低迷が続き、地方政府の土地収入は大幅減。債務圧力が強まり、財政構造の歪みが一層顕在化している