今夏、中国がメコン川上流に建設した一連の大規模ダムは、下流域の深刻な干ばつを悪化させた (Photo by LILLIAN SUWANRUMPHA/AFP via Getty Images)

国際条約を無視する中国共産党 メコン川上流に建設したダムで下流に深刻な損害(2)

王維洛氏は、中共にとってダムが、東南アジアを支配するための戦略的武器になっていると警告した。 中共にとって、上流のダムを支配することは、東南アジア諸国に影響を与えるための重要な政治的切り札なのだ。

2016年3月、メコン川の水量の減少が、ベトナムの水田に深刻な干ばつと海水の逆流を引き起こした。 アジア太平洋地域の政治・社会ニュースを扱う英字政治専門誌『ディプロマット』によると、中共政府は下流国を支援するために前例のない放水を行ったという。 

中国外務省の陸慷報道官は記者会見で、「友好国が困難な状況にある時、助け合うべきであることは言うまでもない」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
米空軍大学の研究機関は、中国ロケット軍の核弾頭管理体制を分析した報告書を公表した。備蓄施設や輸送経路の実態を追跡し、管理の弱点も指摘している。専門家は、米国が情報公開を通じて中国に圧力をかける戦略的抑止の狙いがあるとみている。
イラン外相が、中露との「軍事協力」を公言。米軍資産の情報提供疑惑が深まる中、ロシアだけでなく中国の介入も示唆する衝撃の発言
台湾国防部は12日、11日午前6時から12日午前6時までの24時間に、中国軍機5機と軍艦6隻が台湾海峡周辺で活動したと発表した。このうち軍用機3機は台湾海峡の中間線を越え、台湾北部および南西空域に進入した。これにより、それまで13日間続いていた中国軍機による台湾周辺活動の空白期間は終了した。
中国のAI企業「覓熵」が、中東の米軍基地や空母の動向をリアルタイムで公開し、物議を醸している。商業衛星データをAIで解析し、軍事レベルの機密に近い情報を発信する同社と、中国軍との不透明な関係を追う
台湾の国防部系シンクタンク「国防安全研究院」の研究員によると、米とイスラエルの軍事作戦では、イランの防空体制はほとんど機能せず、「張り子の虎だった」と指摘する。専門家はその背景に中国製の防空システムに3つの弱点があると分析