8月20日、中国税関総署が発表した統計によると、7月のオーストラリアからの石炭輸入量は631万トンと前月の483万トンを上回り、3年ぶり高水準となった。オーストラリアのウラン鉱山で2018年撮影(2023年 ロイター/David Gray)

中国の豪州産石炭輸入、7月は3年ぶり高水準 割安感で

[シンガポール 20日 ロイター] – 中国税関総署が20日発表した統計によると、7月のオーストラリアからの石炭輸入量は631万トンと前月の483万トンを上回り、3年ぶり高水準となった。

このうち火力発電用石炭は615万トン、原料炭が16万1619トンだった。

7月の全輸入量は前月から1.5%減少した。

良質な豪州産火力発電用石炭は、猛暑による家計のエアコン需要で電力消費が急増する中で不可欠となっているほか、国産より割安という。

7月のロシア産石炭輸入は899万トンと、過去最高だった6月の1065万トンから減少。ただ前年同月比では21%増加した。

原料炭を中心とするモンゴルからの輸入は前月比13%増の594万トン。

インドネシア産は1583万トンで前月の1632万トンを下回った。

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