福建省厦門市は台風サオラに襲われた。洪水はダム放水によるものか(Photo by AFP) / China OUT (Photo by STR/AFP via Getty Images)

中共またも予告なしのダム放水か 福建省が台風による大きな被害

中国当局は、また予告なしにダム放水をしたようだ。

強い勢力をもつ台風9号(サオラー)は中国福建省に上陸し、大きな被害をもたらした。ネットユーザーはX(旧ツイッター)で、2日の夜、広東省の羅定ダムが放水を開始し、5つの水門が全て開放されたと投稿した。洪水の様子を捉えた動画がネットで出回っている。

動画の中で、広東省住民は「ダム放水なのでは? 見てみて、水位が誰も渡る勇気がないほど深い」と語っている。

市内全域が浸水し、建物は水没し、車は流された。避難を余儀なくされた多くの市民は深い水の中を歩いた。

その他に、中国中央気象台は5日、台風11号が同日午前5時20分に福建省に上陸し、上陸時の最大風速は8級(風速17.2〜20.7m)に達したと明らかにした。

中国メディア「上遊新聞」は、中国最大の金魚養殖基地がある閩侯県で複数の村が水浸しになったと伝えている。記者が閩侯県の気象台に尋ねたところ、4日の午前8時から5日の午前9時まで、現地の降雨量は393ミリメートルに達した。

閩侯県古城村の金魚養殖業者によれば、村全体が浸水し、20人の金魚養殖業者が大きな損失を被っているという。

「すべてがめちゃくちゃだ! 金魚は(洪水に流され)一匹も残っていない」

また、同省福州市永泰県の災害対策本部によると、5日、永泰県の消防隊員9名を乗せた消防車が救助活動中に洪水に流された。現場の消防隊員の最新情報によれば、午後1時までに8人が発見され、そのうち1人が死亡し、1人が行方不明となっている。

 

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