台湾国防部は18日、中共軍機103機が飛行していたと発表した(台湾国防部提供)

中共軍機103機、台湾の防空識別圏に侵入 過去最多

台湾の国防部(防衛省に相当)は18日、昨日に確認された中国空軍機の数は103機に上ると発表した。うち台湾海峡中間線を越えたのは40機。周辺海域では9隻の中国海軍の艦船が確認された。1日に確認された数としては過去最多となる。台湾軍はその動向を監視している。

中国空軍の作戦機はスーホイ30やJ-10、J-16などの戦闘機に加え、早期警戒機のKJ-500や空中給油機も確認された。一部の戦闘機はバシー海峡上空を飛行した。

台湾軍は中共軍の動向を監視しており、航空機や艦船などで対応している。

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