北京の多くの大学が、特に国防科学技術の専門学生を対象に、ネット規制の宣伝を強化し、学生が自ら「壁越え行為申告用紙」に記入するように求めた(metamorworks / PIXTA)

国民の情報アクセスを危険視する中国当局 大学のネット規制を回避する行為を調査 

中国では、国民がネット規制を回避し、海外サイトに接続する行為(壁越え)は法律違反とされている。

北京の多くの大学が、特に国防科学技術の専門学生を対象に、ネット規制の宣伝を強化し、学生が自ら「壁越え行為申告用紙」に記入するように求めた。その厳しさはこれまでにないものだという。

中国では「金盾工程(グレート・ファイアウォール)」という中国全土を網羅するインターネット上の情報検閲システムが存在し、国民に対して中国共産党(中共)や政府にとって都合の悪い情報を閲覧できないようになっており、共産中国の人々はネット規制を突破して海外のサイトなどにアクセスすることを「壁越え」(翻牆)と呼んでいる。

▶ 続きを読む
関連記事
北京の要衝を守る衛戍区司令官が交代したのは、張又俠拘束の直前だった。習近平が信頼できる人物を配置し、軍内部の動きを封じた可能性が指摘されている
複数のアナリストは、文民・軍双方の高官に対する一連の粛清は、習近平氏がさらなる任期確保に向けて動く中での政治的権力集中を示していると指摘している
張又俠が拘束される前、北京では異例の人事が進められていた。中共の官製メディアによると、約一年にわたり空席となっていた北京衛戍区司令員の職に、元武警上海総隊司令員の陳源が就いていたことが分かった
中国共産党(中共)当局は国内の混乱を隠すため、ポルノ投稿でSNSを氾濫させる手法によりデジタル権威主義を拡大している
中国の最高軍事機関である中央軍事委員会内部で、最近の高級将官に対する調査を受けて異例の緊張の兆しが表れている