2023年4月、弾道ミサイル防衛の統合に焦点を当てた訓練に参加する海上自衛隊、大韓民国海軍、米国海軍のミサイル駆逐艦。 画像提供:アレクシス・ペルティエ(ALEXIS PELLETIER)上等水兵/米国海軍

日米韓、団結して北朝鮮のミサイル脅威に対抗

ミサイル防衛データのリアルタイム共有など、日米韓の間における防衛関連情報の通信体制を強化することで、北朝鮮のミサイル脅威に対する抑止力の向上を図ることが可能となる。 これを3か国の合同防衛演習と組み合わせることで、北朝鮮と中国の武力による一方的な現状変更の試みの抑止について、さらに強力なメッセージを送ることができると専門家等は指摘する。

長年にわたり、日本と韓国はそれぞれ米国と条約同盟を締結している。 2023年8月中旬に米国で開催された日米韓首脳会議の声明によると、岸田文雄首相、尹錫悦韓国大統領、ジョー・バイデン米大統領は北朝鮮関連のミサイル警戒データをリアルタイムで共有すること、 また能力と連携の強化を目的として、三国間マルチドメイン軍事演習を実施することで合意している。

ランド研究所の日本防衛アナリスト、ジェフェリー・ホーナング博士の見解では、これは北朝鮮と中国に対する明確な意思表示となる。

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