米軍の最新10機種

1947年の創設より、米国空軍は、不断に世界最先端の空中戦力を保持してきた。その地位の維持のためには、中国あるいはロシアといった競合相手の技術を、性能と火力の両面において凌駕する必要があり、機上装備の持続的なアップグレードが必須であった。 

今年3月、空軍部は2593億ドルの予算要求を発表し、それは昨年度の予算を93億ドル上回るものであり、空軍と宇宙軍の近代化を推進し、変化する脅威に対応し、現行のニーズ(例えば訓練や戦時の準備等)に応え、新技術のサポートを目的としていた。

提出された予算には、72機の戦闘機(F-35A「ライトニングII」とF-15EX「イーグルII」)の資金と、次世代空中給油機に向けた初期資金が含まれている。F-35A「ライトニングII」とF-15EX「イーグルII」は、空軍が保有する最新の5機種の航空機の中で2機種を占めている。現役の空軍には282機のF-35A「ライトニングII(単発単座のステルス多用途戦闘機)」が配備され、これは299機のMQ-9A「リーパー(攻撃力を持つ無人機)」偵察機に次いで第2位であった。

▶ 続きを読む
関連記事
ベネズエラ反体制派のマチャド氏が、ノーベル平和賞をトランプ大統領に捧げた真意を語り、マドゥロ政権の終焉が近いとの見解を示した
中国共産党政権が日本に対して軍事的・経済的圧力を強めている背景には、国内の不安定化と社会不安の深刻化を覆い隠す狙いがあるとみられている
民主党の現職議員6人(元軍人・CIA出身)が「違法命令が出たら拒否せよ」と軍人に直接呼びかけるビデオを公開。トランプ大統領はこれを「反逆行為」「死刑に値する」と猛非難
ペンタゴンは6つの重要技術分野を新たに指定し、AIや量子、極超音速兵器など最先端技術への研究開発資源を集中させる方針を打ち出した。
トランプ氏はベネズエラ軍事行動を「ある程度決めた」と発言。麻薬密輸阻止の成果を強調しつつ、陸上攻撃示唆。米空母群がカリブ海に到着し、ベネズエラ軍20万人動員と対峙。