人民元が中国本土から香港へ大量移動  海外へ20兆円規模の流出か?

統計データによれば、8月は香港への人民元の流入が増え、香港に預けられている人民元の合計は約1兆元(約20兆7千億円)に迫っている。一方、香港の為替レートを安定させるための外国為替基金、つまり香港政府の財政予備は、8月に358億香港ドル(約6802億円)の減少があった。よって、専門家の分析では、香港からの海外への資金流出の規模は非常に大きいと指摘している。

つまり、本土から資金が香港経由で、海外に流れている可能性が高い。

香港金融管理局が9月29日に発表したデータによれば、8月の預金総額は0.6%増加しており、香港ドルの預金は0.4%増、外国通貨の預金は0.8%増であった。年初から8月末までの預金総額は2%の増加を示し、その中で香港ドルの預金は1.9%の増加であった。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の国慶節大型連休が始まり、旅行需要が高まる一方、消費は低迷。専門家によれば、宿泊費や食費を抑える「貧乏旅行」が広がり、旅行需要の拡大がそのまま消費回復にはつながっていないという
中国本土の一般家庭が30万元(人民元、以下同)を貯めることがどれほど難しいかが、このほど議論を呼んでいる。調査によると、半数の家庭の預金は9万元(約210万円)に満たない。
中国の土地譲渡収入は2026年1~8月に前年同期比28.6%減少した。地方政府の財政や債務返済への影響が懸念され、「土地財政」が歴史的使命を終える可能性を指摘している
2026年の最初の8か月間に、中国の「一帯一路」参加国への非金融分野の直接投資は前年同期比11.3%減少し、中国全体の海外非金融分野の直接投資も14.4%減少した。
中国の経済学者らは、地方政府の債務問題が不動産不況以上に深刻だと警鐘を鳴らした。企業間の連鎖債務は約30兆元に上り、金融機関や不良債権処理会社にもリスクが広がっている