米下院議長選、2回目投票も決まらず 共和ジョーダン氏の支持後退
[ワシントン 18日 ロイター] – 米下院が18日実施した次期下院議長を選出する2回目の投票で、共和党の議長候補ジョーダン下院司法委員長が前日に続き過半数票を獲得できず落選した。下院議長不在は16日目を迎え、混迷を深めている。
2回目の投票でジョーダン氏は199票を獲得。共和党議員22人が反対票を投じ、承認に必要な217票に届かなかった。民主党212人全員も反対した。
ジョーダン氏は1回目の投票では200票を確保しており、結果は前日よりも後退した格好だ。マッカーシー前議長が1月に選出されるまでに行われた15回に及ぶ投票で、どの回のマッカーシー氏の得票よりも少なかった。
ジョーダン氏は投票後、下院議長選にとどまる意向を表明。結果は3回目の投票に持ち越されることになるが、3回目の投票を行うかどうかはまだ決めていないとした。
議会ではウクライナ戦争や中東情勢、政府機関一時閉鎖阻止に向けた対応に迫られており、共和党内では次善の策を模索する動きも出ている。共和・民主党の双方の一部からは、マクヘンリー下院議長代行の権限を拡大する案が浮上。また共和党のマイク・ケリー下院議員は、11月17日まで、もしくは下院議長が決定するまで議長に指名する案を提出している。
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