10月28日、1年前のハロウィーン雑踏事故で159人が死亡した韓国・ソウルの梨泰院は、静かな時間が流れていた。写真は監視カメラが設置された梨泰院の通りを歩く人たち。23日撮影(2023年 ロイター/Kim Soo-hyeon)

静かな梨泰院、犠牲者を追悼 ソウル雑踏事故から1年

Daewoung Kim Jimin Jung

[ソウル 28日 ロイター] – 1年前のハロウィーン雑踏事故で159人が死亡した韓国・ソウルの梨泰院は28日、静かな時間が流れていた。

ハロウィーン当日を数日後に控え、通常なら飲食店では飾り付けが見られるが、今年は亡くなった人を追悼するポスターや花が飾られ、若者は弘大(ホンデ)などソウルの別の地域に流れている。

長年ソウルで暮らす住民は「以前はこの時間になると仮装をした観光客でいっぱいになっていたが、今年は歩いている人の年齢層を見るとほとんどが地元の年配の人だ」と語った。

昨年の梨泰院の雑踏事故で死亡した人の大半は20代と30代の若者だった。

梨泰院では今年のハロウィーン時に集会は禁止されていない。一方、当局は、ハロウィーン時の人ごみによる混雑を抑えるため、人工知能(AI)を活用した約1000台のテレビカメラネットワークで訓練を行っていた。

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