10月30日、 ロシアは欧州向け天然ガス輸出の落ち込みを補うため、中国と結ぶ新たなガスパイプラインの建設計画に期待を寄せている。写真はロシア極東スボボードヌイの「シベリアの力1」関連施設内を走るガスパイプライン。2019年11月撮影(2023年 ロイター/Maxim Shemetov)

アングル:ロシア期待の新ガス輸送管計画、中国依存リスク危ぶむ声も

[モスクワ 30日 ロイター] – ロシアは欧州向け天然ガス輸出の落ち込みを補うため、中国と結ぶ新たなガスパイプラインの建設計画に期待を寄せている。しかし業界の内情に詳しい関係者からは、リスクが大きく巨額のコストがかかる同プロジェクトの先行きを危ぶむ声も出ている。

新たなパイプラインはロシア北西部ヤマル半島からモンゴルを経由して中国に至る「シベリアの力2」で、ロシアは何年も前から建設について協議を続けてきた。容量は年間500億立方メートルと、昨年爆発事故で被害を受けたバルト海のガスパイプライン「ノルドストリーム1」に匹敵する。

ロシア政府はウクライナ戦争で落ち込んだ欧州向け天然ガス輸出の穴埋めとして、エネルギー需要が旺盛な中国向け輸出の倍増を目指しており、このプロジェクトの遂行が急務となっている。しかし価格など重要な条件がまだ決まっていない。

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