砂糖は本当に癌を引き起こすのか?(1)
「砂糖の摂り過ぎはガンになる」とか「砂糖を控えた方がいい、ガンが再発する」といった話を聞いたことがあるかもしれません。砂糖と癌症の関係は、実際にどのようなものなのでしょうか? 専門家による砂糖と癌症の7つの関連性を紹介します。
ハーバード大学の公衆衛生学と栄養学の副教授であり、ハーバード医学院のマサチューセッツ総合病院の臨床および転化流行病学の医学助教である宋銘洋氏は、癌患者にとって、「砂糖の摂取は実際に直接癌を栄養する可能性がある」と、大紀元時報の記者に対して述べています。
彼は、この主張が、強力な流行病学的証拠に支持されていると述べています。
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自動販売機の甘い清涼飲料、コンビニのアイスキャンディ、白砂糖をふんだんにつかった加工食品―。今日、私たちのまわりには、大量に糖質を含んだ食べものが、簡単に手に入る。砂糖中毒になると、止めるのが難しい。自然医学と臨床栄養学の医師ジョシュ・アレックス氏が、「砂糖断ち」のための5つのステップを伝えている。それは、良質なタンパク質、脂肪、繊維質、発酵食品、酸味のある食べものを多くとること。
10月27日、医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(New England Journal of Medicine)」サイトに掲載された研究報告で、子どもの片頭痛治療に疑似薬(プラシーボ)の砂糖錠剤が常用される2種類の頭痛薬と同様の効果があると発表された。
歯に悪いし、健康にも良くない…と聞いて、砂糖断ちに挑戦中の記者。自称「スイーツ・ジャンキー」で、毎日おやつが欠かせなかったのですが、やめてみると胃腸がすっきりしてきました。学習ビデオを制作するTED-EDのアニメーション動画「砂糖はどのようにして脳に影響を与えるのか」(How sugar affects the brain)は、砂糖の弊害について分かりやすく説明しています。
糖尿病が重篤になった場合、その合併症によって死に至るケースもあるので十分な注意が必要だ。世界保健機関(WHO)2021年の報告によると、全世界では17人に1人が糖尿病を患っているという
2008年あたりから以降、砂糖の消費量がどんどん減っていると言われます。もちろん、糖分の過剰摂取による健康への悪影響について、以前よりも理解が深まったことが今の「断糖」や「減糖」の流れを後押ししているのかもしれません。