2024年の米大統領選で再選を目指す民主党の現職バイデン氏は、投票まで1年となった今の段階で、勝敗を決する上で重要な6つの州うち5つの州で支持率が共和党のトランプ前大統領を下回っていることが、5日公表の世論調査結果で分かった。ヒューストンで11月2日撮影(2023年 ロイター/Callaghan O'Hare)

米大統領選、重要6州のうち5州でトランプ氏がリード=世論調査

Jarrett Renshaw

[5日 ロイター] – 2024年の米大統領選で再選を目指す民主党の現職バイデン氏は、投票まで1年となった今の段階で、勝敗を決する上で重要な6つの州うち5つの州で支持率が共和党のトランプ前大統領を下回っていることが、5日公表の世論調査結果で分かった。

米ニューヨーク・タイムズ紙とシエナ・カレッジが行った調査によると、24年大統領選の共和党指名候補争いでトップを走るトランプ氏は、アリゾナ、ジョージア、ミシガン、ネバダ、ペンシルベニアの重要州5つでバイデン氏をリード。バイデン氏がトランプ氏を上回ったのはウィスコンシンだけだった。

バイデン氏は20年の大統領選の際にはこれら6州全てでトランプ氏を破った。しかし現在は6州の平均支持率はトランプ氏が48%と、バイデン氏の44%を上回っている。

全国調査ではバイデン氏とトランプ氏の支持率が拮抗している。しかし米大統領選は、選挙のたびに勝利政党が変わる「スイングステート(揺れる州)」が勝敗を左右することが多い。

バイデン氏は前回の選挙でスイングステートである上記6州での勝利が当選に大きく寄与したが、これら6州は16年の選挙ではトランプ氏が勝利していた。バイデン氏が再選を果たすには、再びこうした州の多くを制する必要がありそうだ。

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