中国共産党の首魁が訪米することを受けて、官製メディアは一斉に反米トーンを和らげている。写真はAPEC会場 (Photo by Kent Nishimura/Getty Images)

中共官製メディア、近年の反米トーンを一変 専門家「戦略的欺瞞だ」

中国共産党(中共)首魁の訪米を控え、中共の官製メディアは、近年の反米トーンを一変し、「米中友好」をアピールする一連の記事を掲載した。これについて時事評論家は、中共首魁の習近平は、中国国内の予想以上の圧力によって対米姿勢を軟化せざるを得なくなっているが、これは中共の戦略的欺瞞だと指摘した。

米中関係がどん底へ悪化している中、習近平は11月15日にサンフランシスコに赴き、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議でバイデン米大統領と会談する予定だ。中共の官製メディアは、米中関係の改善に期待する記事を相次いで掲載し、国内の小粉紅(共産党のイデオロギーに染まる若い民族主義者)と外界に大きな違和感を与えている。

官製メディアの新華社通信は、「中米関係を正しい軌道に押し戻す」と題する連載記事を掲載した。人民日報は、第2次世界大戦で中国軍とともに戦った米国義勇軍「フライング・タイガース」の精神を利用して、「米中両国民の友好は今後も栄え続ける」とまで述べた。

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