フェンスが張りめぐらされたAPEC会場付近の道路。2023年11月14日撮影。(JASON HENRY/AFP via Getty Images)

APEC期間中、中国SNSでは「習」字が検閲対象に? 「この政権は終わりだ」の声しきり

バイデン米大統領は15日、サンフランシスコ郊外で中国共産党(中共)の首魁・習近平と約4時間にわたり会談を行った。バイデン氏は、会談後の記者会見で「習近平は独裁者である」と改めて明言した。

いっぽうAPEC期間中、中国SNSのウェイボー(微博)やウィーチャット(微信)などでは「習」の文字が(簡体字と繫体字ともに)検閲対象となっている模様だ。

エポックタイムズの記者は15日、ウェイボーやウィーチャットで「習」を検索すると、表示されるのは「習近平」のワードや中共公式アカウントからの報道のみだった。つまり、習近平に関する一般ユーザーからの投稿は、全くヒットしないのである。

これが中共当局による「狂気のような検閲」の結果であるとすれば、中共は相当な恐怖心を抱いているとしか言いようがない。

案の定、この現状には「どれだけ議論されるのを恐れているのか?」「この政権は、もう長くない」といった皮肉コメントが殺到した。検閲して隠蔽すれば余計に注目されることを「この政権」は全く学んでいないらしい。

関連記事
このほど、中国陝西省にある村の畑に設置された「散水機」が偽物であったことがわかった。
2024年5月6日、黒竜江省ハルビン市に住む16歳の少女が自宅で入浴中、浴室のガラス製の扉が突然破裂する事故が起きた。
2024年5月2日夜、中国吉林省にある司法警察官を養成する専門学校で集団暴行事件が起きた。
アヴリル・ヘインズ国家情報長官によると、北京は米国や世界の選挙に影響を与える能力に自信を深めているという。 2024年の選挙に対する外国の脅威に関する上院公聴会でヘインズ氏は、中共当局は人工知能とビッグデータ分析を通じて影響力作戦のツールを完成させていると述べた。
バイデン米国大統領は2024年5月14日、中共(中国共産党)の不公平な貿易実態に対抗するため、複数の中国製品に […]