米コロラド州の地方裁判所は、州の有権者がトランプ前大統領による2021年1月の連邦議会議事堂での「暴動」への関与を理由に、来年の大統領選挙で同州における立候補禁止を訴えた裁判で、原告の訴えを退け、トランプ氏が勝訴した。資料写真、フロリダ州、8日撮影(2023年 ロイター/Octavio Jones)

トランプ氏が出馬資格維持、州地裁が判断 議会襲撃関与でも

Andrew Goudsward

[ワシントン 17日 ロイター] – 米コロラド州の地方裁判所は、州の有権者がトランプ前大統領による2021年1月の連邦議会議事堂での「暴動」への関与を理由に、来年の大統領選挙で同州における立候補禁止を訴えた裁判で、原告の訴えを退け、トランプ氏が勝訴した。

原告は合衆国憲法修正条項に基づいて訴えを起こしていたが、地裁はトランプ氏が大統領の肩書では、被選挙資格を失う可能性がある「米国の役人」に該当しないと判断した。

トランプ氏には被選挙資格を巡る訴訟が他でも提起されており、審理が行われるのはコロラド州が初めてのため注目されていた。

トランプ氏の広報担当者は17日、「非米国的な選挙に関する挑戦を再び葬り去った」とコメントした。

地裁は一方で、トランプ氏の言動が議会襲撃事件の大きな要因になったと指摘。トランプ氏が「扇動」によって「暴動に関与」したと認定した。

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