韓国、犬肉の食用禁止目指し年内に法案提出=与党幹部
[ソウル 17日 ロイター] – 犬の肉を食べる文化が残る韓国で、犬肉の食用を法律で禁止する動きが進んでいる。与党「国民の力」の政策責任者を務める兪義東氏は17日、政府と与党は犬肉の食用を禁止する法案を年内に提出すると明らかにした。
犬肉を食べる韓国の習慣は海外から残酷だと批判されてきたが、国内でも若い世代を中心に犬肉の食用に反対する動きが広がっている。
兪氏は政府当局者および動物の権利擁護を求める活動家との会合で「犬肉の消費を巡る社会的な対立と論争を、特別法の施行を通じて終わらせる時が到来した」と述べた。
同氏は法案について、超党派の支持を得て議会で可決されるとの見通しを示した。
鄭煌根・農林畜産食品相は同会合で、政府は禁止措置を早急に講じるとともに、犬肉業者が事業を閉鎖するのに最大限の支援を供与するとの方針を示した。
ギャラップ韓国が昨年実施した調査では、犬肉の消費には64%が反対している。過去1年以内に犬肉を食べたとの回答は全体の8%にとどまり、比率は2015年の27%から低下した。
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