岸田文雄首相は11月28日の参院予算委員会で、定額減税を実施する理由として、企業に賃上げを要望するにあたって官の覚悟を示すためと説明した。17日、米カリフォルニア州で撮影(2023年 ロイター/Brittany Hosea-Small)

定額減税、賃上げに向けた「官の覚悟」示すため実施=岸田首相

Yoshifumi Takemoto

[東京 28日 ロイター] – 岸田文雄首相は28日の参院予算委員会で、定額減税を実施する理由として、企業に賃上げを要望するにあたって官の覚悟を示すためと説明した。上田勇委員(公明)への答弁。

岸田首相は「可処分所得を増やすには物価上昇を上回る賃上げが重要で、構造的な賃上げが実現する経済を目指して政労使連携して賃上げへの協力をお願いしている」と強調。その上で「官の決意と覚悟を示すことで官民連携で可処分所得の増加を実現するため、民間に賃上げをお願いしている以上は従来の給付だけでなく定額減税が必要と判断した」と説明した。

関連記事
5月13日、最高裁判所はアプリ開発者からの訴訟の審理を拒否した。 彼らは、アップルがCOVID-19追跡アプリとビットコインアプリをApp Storeで利用可能にすることを拒否したことで、独占禁止法に違反していると訴えた。
2024年4月には、訪日外国人旅行者数が304万2900人に達し、春の桜シーズンとラマダン明けの海外旅行需要の […]
5月16日、内閣府が公表したデータによれば、実質国内総生産(GDP)は前四半期比で0.5%減少し、年率では2. […]
フュージョンエネルギー(核融合)の実用化に向け、日本の戦略が問われている。14日の参議院内閣委員会で、高市早苗 […]
通常、北京が日本を非難する場合、その文句は決まり文句である。 東京と米軍との緊密な関係や、第二次世界大戦における日本の振る舞いが主な不満である。 しかし、北京が東京で起きていることを懸念するには、もっと現実的で直接的な理由がある。 円の為替レートが約160円まで下落したことは、北京にとって大きな懸念要因である。