アルゼンチンのミレイ次期大統領(写真)は11月28日、米首都ワシントンでサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)らと会談した。同日、ワシントンで撮影(2023年 ロイター/Kevin Lamarque)

アルゼンチンのミレイ次期大統領、米大統領補佐官と会談

Jason Lange Rodrigo Campos

[ワシントン 28日 ロイター] – アルゼンチンミレイ次期大統領は28日、米首都ワシントンでサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)らと会談した。また同氏の経済担当者らが国際通貨基金(IMF)当局者と会談した。

ミレイ氏は会談後、ホワイトハウスで記者団に「素晴らしい会談だった」とし、アルゼンチンの経済や社会状況について協議したと述べた。

ミレイ氏は国内経済の立て直しに向け通貨ペソの廃止や痛みを伴う緊縮財政など抜本的な改革を訴えて今月の選挙で勝利した。国内のインフレ率は足元150%近くに達し、外貨準備もマイナスを記録、景気後退(リセッション)懸念が高まっている。

外交政策では、米国との関係を重視する姿勢を示しており、主要貿易相手国である中国やブラジルには批判的。

アルゼンチンはIMFとの間で債務問題を抱えている。ゲオルギエバIMF専務理事はこの日、ミレイ氏と会談すると述べていたが、実現しなかった。一方、ミレイ氏の経済アドバイザーはIMF当局者と会談した。

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