B型肝炎を防ぐ2つのポイント「検査とワクチン接種」(上)
B型肝炎は、肝臓のサイレントキラーとも呼ばれます。重症化しやすく、ときには致命的なウイルス感染症であり、肝硬変や肝がんを引き起こす可能性もあります。感染者のなかには、最初は自覚する症状がなくても肝臓が損傷し続けている人もいるのです。
全世界で、実は、3億人ちかくの人がB型肝炎ウイルスに感染していると言われています。米国にいるアジア系住民の中では「12人に1人」が慢性のB型肝炎に感染しているとされ、適切な治療を受けなければ、この慢性B型肝炎患者の1/4が肝硬変や肝臓がんなどの肝疾患を発症してしまいます。総合的に全世界では、肝臓がん患者の15%がB型肝炎と関連性があると言われています。
B型肝炎ウイルスが肝臓へ与えるリスクには、肝炎、肝線維化、肝硬変、肝がんの誘発などがあります。肝臓は人体にとって不可欠で重要な器官ですので、B型肝炎の感染を予防する一環として、B型肝炎ウイルスの検査及びB型肝炎ワクチンの接種は非常に重要であると言えます。
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