12月7日、EUのAI規制法案を巡る加盟国と欧州委員会、欧州議会の3者協議は、合意に達しないままいったん中断し、8日に再開することが決まった。写真はイメージ。5月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

EUのAI規制法案協議が中断、8日再開で合意目指す

Foo Yun Chee Supantha Mukherjee Martin Coulter

[ブリュッセル 7日 ロイター] – 欧州連合(EU)の人工知能(AI)規制法案を巡る加盟国と欧州委員会、欧州議会の3者協議は7日、合意に達しないままいったん中断し、8日に再開することが決まった。

欧州委が2021年に当初案を提出。ただAI関連技術の急速な進展に議論が追いつかず、意見調整が難航している。

複数の関係者によると、AI関連技術の監督に関するルール策定はゴールに近づいている。一方で生体情報による監視へのAI利用や、ソースコードのアクセスなどの問題は詳細な詰めに至っていない。

交渉担当者の間で回覧されている文書をロイターが確認したところでは、欧州委は「システミックリスク」をもたらすとみなすAIモデルのリストはなお提示し、生成AI提供者に対しては学習システムに使うコンテンツの要項を公表することを義務付ける方針。

既に禁止されている目的に利用されたり、リスクが高いとみなされたりしない限り、オープンソースのAIライセンスは大半のケースで規制対象から外される。

欧州委のブルトン委員(域内市場)は「過去22時間で多くの進展があった」とX(旧ツイッター)に投稿し、欧州議会、加盟国で構成する欧州理事会との協議を現地時間8日午前9時に再開すると明らかにした。

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