紅海の安全確保に向けた米主導の取り組み、フーシ派が対抗の構え
[カイロ 18日 ロイター] – イエメンの親イラン武装組織フーシ派幹部のモハメド・アルブカイティ氏は18日、紅海における米国主導のいかなる多国間の取り組みにも対抗すると述べた。カタールに拠点を置くテレビ局アルジャジーラに対して述べた。
オースティン米国務長官は先に、フーシ派が紅海を通過する商船を相次ぎ攻撃していることを受け、紅海の安全確保に向け多国間の取り組みを強化すると表明した。19日に関係国の閣僚と協議するという。
アルブカイティ氏は、紅海での軍事行動停止と引き換えにイエメンで和平を実現するという取り組みを妨害しないと米国が伝えてきたが断固拒否する」と述べた。
また「米国など各国からわれわれの作戦を停止するよう間接的に接触を受けた」とも語った。
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