形式主義に陥った中国共産党 官僚組織内での対立が深刻化
「指尖形式主義」という言葉をご存知だろうか。中国共産党(中共)の官僚組織下で、表面上は問題に取り組んでいるように見せかけ、何も実質的な行動はしない行動や態度を指している。
日本でも組織が硬直化した企業などの問題点として同様の指摘をされることもあるが、ある分析によれば、中共は官僚が仕事を怠るのを恐れ、デジタルでの管理を推進したものの、かえって官僚たちは電子業務を利用して腐敗を行い、組織内での対立が深刻化しているという。
最近、中共のネットワーク安全情報化委員会は、この「指尖形式主義」を防ぐためのいくつかの意見を発表した。目標は、1年から2年の間に統合管理、審査登録、評価フィードバックなどを確立し、3年から5年で常態化監視措置と長期的な作業メカニズムを強化し、「指尖形式主義」の反発を防ぐとされている。
関連記事
中国が最近発表した五カ年計画には、習近平が以前から強調してきた内容がほとんどそのまま盛り込まれている
国連はもはや米国の理想を反映した場ではなく、中国共産党に「乗っ取られた」機関に変質した。巨額の資金を投じながら主導権を奪われた米国の失策と、25年に及ぶ中国の巧妙な浸透工作の実態を鋭く告発する
新疆ウイグル自治区の警察官だった男性が、ドイツ滞在中に亡命し、中国当局によるウイグル人弾圧の実態について証言した。ほぼ毎週のように被拘束者が死亡し、十分な医療もなかったと明かしている
中東情勢の緊迫化と中国の石油買い占めによるエネルギー危機が迫る中、高市首相はアジアの供給網を強靭化する新枠組み「パワー・アジア」を発表した。医療物資確保など日本経済防衛の要となる施策を解説
中国共産党が全国の小中高校で「国家安全教育」教材の使用を統一。党の指導や国家利益至上を柱とする内容で、政治教育は子供世代へ拡大。思想統制の低年齢化に懸念や批判の声が上がっている