このほど、かつて「中国のシリコンバレー」とも言われ、繁栄を極めた深センのなかで、龍華区和平路(和平通り)にあふれる路上生活者を映した約8分の動画が発表され、物議を醸している。イメージ、中国広東省深セン市の街の様子(WANG ZHAO/AFP via Getty Images)

「中国のシリコンバレー」の名声はどこへ 深センの路上にあふれる「失業者の群れ」

その地方は、もとは細やかな農業と漁業以外に何もない、広東省の僻村であった。それが、香港に隣接しているというだけの地理的条件を買われて、1979年1月から深セン(深圳)市となる。

以来、深センは、中共政府によって「共産主義体制のなかの、強烈な資本主義エリア」である「経済特区」に指定され、中国屈指の金融センターとして、実を結ばぬ徒花(あだばな)ではあったものの、きらびやかな一時代を迎えることになる。

現在の深センは、どうであろう。かつて上海、北京に次ぐ中国第3の経済都市であり「中国のシリコンバレー」とも称賛された頃の栄華は見る影もなく、完全に暗転しているのだ。

▶ 続きを読む
関連記事
「遠くから来た友よ、どうか残ってくれ!」中国の有名な歓迎ソングの歌詞まで飛び出した。トランプ訪中に合わせ、警備エリア内のオフィスは「午後7時までに退去」の命令が出されたという。「トランプのおかげで残業なし!」とネットは大盛り上がりとなっている
トランプ・習近平首脳会談で台湾への武器売却をめぐり習氏が「衝突」を辞さない強硬姿勢を示す一方、米国側はこれを「想定内」として受け流し、従来の政策維持を強調した。緊迫する米中関係の最前線を追う
5月14日午前、世界が注目するトランプ・習会談の幕が開いた。会談の結果もさることながら、その過程で起きた小さなエピソードや細部の数々が実に興味深い。
ファーウェイの外注先企業で社員100人超が集団抗議。現場はライブ配信され、怒号が飛び交う
中国でまた「地域ごとブラックリスト」? 高級ブランド「ミュウミュウ」が杭州の一部地域からの注文を拒否。ライブ配信業界の「返品地獄」が、ついに高級ブランド側の反撃を招いたのか