2024年2月18日、サウスカロライナ州カムデンでの選挙イベントで演説する元国連大使のニッキー・ヘイリー氏 (Madalina Vasiliu/The Epoch Times)

ヘイリー氏の大口献金団体、支援提供を停止

米富豪チャールズ・コーク氏の政治団体「アメリカンズ・フォー・プロスペリティ・アクション」は25日、共和党の共和党候補指名争いでニッキー・ヘイリー元国連大使の支援を停止すると発表した。

同団体のエミリー・サイデル最高経営責任者(CEO)はスタッフに宛てたメールで「外部グループが、彼女の勝利に向けた道を広げるような重要な違いを生み出せるとは考えていない」と述べ、支援の停止を明らかにした。今後は11月に実施される上院選や下院選に資金を振り向けるという。

24日に行われたヘイリー氏の地元サウスカロライナ州の共和党予備選ではトランプ氏が約 6 割の支持を獲得した。トランプ氏が1月のアイオワ州初戦から5連勝となったことから、ヘイリー氏は苦戦を強いられている。

いっぽう、ヘイリー氏は「米国人の大多数がドナルド・トランプ氏とジョー・バイデン氏を支持していない。私はこの戦いをあきらめない」と撤退を拒否した。

米大統領選に関する世論調査によれば、ヘイリー氏はトランプ氏に61ポイント差で後れを取っている。連邦政府の情報開示によると、ヘイリー氏の選挙運動の大部分は、反トランプの億万長者からの資金で賄われているという。

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