半導体世界大手TSMCの創設者張忠謀氏は24日、熊本県菊陽町にある子会社JASM工場の開幕式で講演する(Photo by STR/JIJI PRESS/AFP via Getty Images)

盛田昭夫氏との面会から半世紀…「日本ルネサンスの始まり」TSMC会長、熊本工場開幕で語る

世界の半導体大手、台湾積体電路製造(TSMC)子会社のJASM熊本工場が24日に開幕式を迎えた。創業者の張忠謀(モリス・チャン)氏が出席し、「日本半導体のルネサンス(復興)の始まり」だと強調した。講演ではソニー創業者の盛田昭夫氏との半世紀前の面会を振り返り、日本工場の設立に「興奮を覚える」と感慨を口にした。

この日の開幕式には、張忠謀氏のほか、董事長の劉德音氏、総裁の魏哲家氏、齋藤健経済産業相、蒲島郁夫熊本県知事、そしてJASMの出資者でもあるソニーグループの吉田憲一郎代表執行役 会長CEO、デンソーの林新之助代表取締役社長も出席し祝辞を述べた。

今年92歳の張忠謀氏は開幕式を心待ちにしていたという。スピーチでは、1968年に米半導体企業テキサス・インスツルメンツの副社長として初来日し、ソニー創設者の盛田昭夫氏と面会した際の情景を振り返った。二人は合弁会社設立によって驚くべき成功を収めることができると語り合ったという。

▶ 続きを読む
関連記事
米最高裁がトランプ政権の「相互関税」をIEEPA違法と判断。日本輸出品対象の追加関税失効へ追い風も、新たな一律10%関税発動表明。日米投資合意の行方は不透明
トランプ大統領は2月18日、日米の大規模投資枠組みの始動を発表した。日本による約5500億ドルの対米投資計画のもと、エネルギーや電力、重要鉱物分野での第1弾プロジェクトを承認した
世界経済の牽引役として注目され続けてきた中国経済が、今、大きな転換点を迎えている。東京商工リサーチが2月に実施した調査によると、日中関係の悪化が企業活動に「悪影響」を及ぼしているとの回答が26.6%に達し、昨年12月から11.0ポイント上昇した。
IMFはなぜ「待った」をかけたのか? 消費税2年間ゼロ案の裏にある財政リスクと、政府が急ぐ「給付付き税額控除」への転換シナリオ
高市総理は18日、日米「戦略的投資イニシアティブ」の第一陣プロジェクトで合意したと発表。人工ダイヤ製造やAIデータセンター向け電力供給など3分野で協力し、経済安全保障と日本企業のビジネス拡大を目指す