ガンビエの水上都市で、交通手段であるボートに乗る人々(クール 村岡 / PIXTA)

アフリカのベニス 数百年の歴史を持つ水上都市ガンビエ

アフリカベナン共和国に数百年の歴史を持つ水上都市があり、イタリアのベニスのように、観光客に有名な観光スポットになっています。

ガンビエは、首都コトヌーから車で1時間ほどのノコウエ湖の上にある水上都市です。 人口はおよそ2万人で、アフリカ最大の水上都市です。

(アフリカのベニス、ガンビエの映像はこちらから)

16~17世紀にトフィヌ人がこの地に定住し、ノコウエ湖に家を建てたことが都市の成り立ちにつながったと考えられています。 それから約500年が経ち、ガンビエは原初の風情と文化のある場所として発展し、水上の生活を垣間見ることができます。

ガンビエの家、店、レストランはすべて、水面から数メートルの高さの柱の上に建っています。また、水上マーケットがあり、村の女性たちが商品を陳列しています。

ガンビエには完全な土地があり、そこには学校があります。土はすべて村人が船で運んできたもので、さらに土を輸入して墓地を作る予定もあります。

この村では、ほとんどの村人が漁業と観光で生計を立てており、漁に使う水中網は竹と網でできています。

また、村人たちは、観光客向けに新鮮な魚料理やお土産を販売するレストランやショップを数多く経営しています。

(ガンビエの様子を捉えた動画はこちらから)

ベナンは、世界でも後進国のひとつに数えられています。首都はポルトノボですが、実際の行政や経済の中心はコトヌーです。

(編集・中川真悟)

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