中国・ロシアの軍事協力緊密化、重大な懸念=林官房長官
[東京 7日 ロイター] – 林芳正官房長官は7日午後の記者会見で、中国・ロシアの軍事協力の緊密化について、日本と地域の安全保障上の観点から「重大な懸念を持っている」と述べた。その上で「今後の中ロ関係の進展を注意深く見極めていく」とした。
中国の王毅外相は全国人民代表大会(全人代)に合わせて7日に記者会見し、ロシアとの関係について、新たな協力や友好促進に前向きな姿勢を示していた。
一方、米国との関係については王毅外相は「中国に対する誤った認識を持ち続け、約束を実行していないと指摘しなければならない」と強調。「米側は中国を抑圧する新たな方法を打ち出し続けており、一方的な制裁のリストが常に延長されている」と不満を示した。
関連記事
上野動物園のパンダ2頭返還により、国内飼育が半世紀ぶりにゼロとなる。木原官房長官は、日中関係に貢献してきたパンダへの自治体からの貸与希望を踏まえ、今後の進展に期待を示した
高市首相がフォーブス誌の「世界で最もパワフルな女性」に選ばれたことを機に、グラス米大使がXで祝意を表明。高市首相は「日米は、世界で最もパワフルな同盟」と応じ強固な同盟を再確認した
中国共産党政権が日本に対して軍事的・経済的圧力を強めている背景には、国内の不安定化と社会不安の深刻化を覆い隠す狙いがあるとみられている
日本政府は12日、ベトナム中部の甚大な洪水被害に対する人道支援として、150万米ドルの緊急無償資金協力を決定した。国際移住機関(IOM)及び国連児童基金(UNICEF)を通じ生活必需品や水・衛生分野を支援する
英国が国家支援型サイバー攻撃に関与した中国企業2社を制裁。80超の政府機関を標的にした攻撃を抑止する狙い。日本はこの公開非難を支持した