食べすぎに要注意!隠されたアボカドのリスクとは?

アボカドは栄養価が高く、心血管疾患のリスク低減、炎症抑制、腸の健康促進、軟骨損傷の改善に役立ちます。ただし、脂肪含有量が多いため、体重管理が必要な場合は摂取量に注意が必要です。

アボカドの主なメリット:

心血管疾患のリスク低減:アボカドの一価不飽和脂肪酸と植物ステロールは、心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクを高めるLDLコレステロールを低下させ、HDLコレステロール(善玉)を増加させ、心血管疾患のリスクを減少できます。アメリカ心臓協会誌の研究によれば、週に2回以上アボカドを摂取する人は心血管疾患のリスクが16%低く、冠動脈疾患のリスクが21%低かったと報告されています。

抗炎症作用抗酸化作用: アボカドに含まれている豊富なポリフェノール化合物、カロテノイド、ビタミンは炎症反応を抑え、細胞の修復を促進し、がん細胞の成長を抑制する働きを持っています。オハイオ州立大学の研究では、アボカドのエキスが口腔がん細胞の増殖を抑制するとされています。

腸の健康促進: アボカドに含まれる食物繊維は腸の運動を促進し、代謝を助けます。

関節炎に対抗: アボカドに含まれるβ-シトステロールは関節炎に対抗する効果があり、マウス実験では、関節炎の症状を軽減し、軟骨損傷の改善が示されています。また、β-シトステロールには、不安や鎮静効果、鎮痛、免疫調節、抗菌、抗がん、抗炎症、抗酸化、コレステロール降下、肝臓の保護など、様々な生物学的作用があります。

さらに、アボカドに豊富に含まれる様々なビタミン、カロテノイド、ポリフェノールは、目の網膜や皮膚に対して有益です。

アボカドにはさまざまなビタミン、カロテノイド、ポリフェノールが含まれている(Juliars / PIXTA)

 

アボカドを控えたほうが良い場合とは?

李健樺在日漢方医師によると、アボカドの脂肪含有量が他の果物より高いため、体重を管理したい人は摂取を控えるべきだといいます。さらに、アボカドに含まれるビタミンKは血液凝固を促進するため、抗凝固薬を服用している人はアボカドの大量摂取を避けるべきです。

栄養士の神原李奈氏は、アボカドを過剰に摂取すると、脂肪の蓄積やニキビなどの問題を引き起こす可能性が高いとしています。

また、1日あたり2千キロカロリーの熱量を摂取する計算をすると、脂質の摂取量は400~600キロカロリー、つまり44~67グラム。したがって、脂質が豊富なアボカドを摂取する際には、摂取量を50グラム程度(1/2~1/4個)に制限するのが最適です。さらに、夜間に脂肪がより蓄積しやすいため、アボカドを食べる適切な時間は朝か昼間です。
 

李家維
王佳宜