トランプ前米大統領の選挙キャンペーン関係者によると、麻生太郎自民党副総裁とトランプ氏は23日(米国時間)、トランプタワー内で会談している。写真はトランプタワーに到着するトランプ氏。19日撮影(2024年 ロイター/Eduardo Munoz)

麻生自民副総裁、トランプ氏とNYで会談 米大統領選にらみ

[ニューヨーク 23日 ロイター] – 麻生太郎自民党副総裁は23日(米国時間)、トランプ前米大統領とニューヨークのトランプタワー内で約1時間会談した。

トランプ氏は自身のX(旧ツイッター)に訪米中の麻生氏を迎える写真を掲載し、麻生氏が米国は「偉大な国」と述べたと投稿した。

また、麻生氏をトランプタワー内に案内する際、「(麻生氏は)日本国内外から非常に尊敬されている人物。私が好きな人物で、親愛なる友人である晋三を通して知っている人物だ」と述べ、故安倍晋三元首相に言及した。

トランプ氏は不倫口止め疑惑に絡む事件を巡る裁判のためニューヨークに滞在している。

日本は11月の米大統領選を前に共和党候補のトランプ氏周辺との接触を図っている。トランプ氏が勝利した場合、保護主義的な貿易措置を復活させたり、日本経済や米国との強固な防衛関係に影響を与える措置を取ったりする可能性があると懸念されている。

上川陽子外相は23日の記者会見で、麻生氏の訪米は個人的な活動で、政府は関与していないと述べた。

関連記事
多くのアメリカ人は、いまや1960年の選挙についてあまり覚えていない。 また、2020年の選挙が1960年の選挙と非常に似ていることに気づいている人も少ない。
史上最も早い時期に行われる大統領テレビ討論会が6月27日にCNNで開催されることが確認された。
ラジオ番組のヒュー・ヒューイットとの対談中、トランプ氏は1969年にリチャード・ニクソン元大統領によって広められた表現を引用し、「史上最大の沈黙の多数派」を持っている可能性があると主張した。
トランプ前大統領に対する裁判で、検察側はこれから2人の証人を呼ぶ予定。今週の裁判では、マンハッタン地区検察の承認、マイケル・コーエン氏による詳細な証言が予想される。
歴史的な経験から、米国が共和党政権になったとき、韓国が左翼政権になれば、在韓米軍撤退が進展することになる。2024年米大統領選の結果によっては、日本を取り巻く国際環境が大きく変化するのだ。