トラと旅人【世界むかしばなし】(10)
昔々、森の中に一匹のトラが暮らしていました。年を取り、もう自分で獲物を捕ることもできませんでした。ある日、トラは、湖のほとりで金の腕輪を見つけました。
「この腕輪を使えば獲物が捕れるかもしれない…」と思い巡らしていると、ちょうど一人の旅人が湖の反対側から歩いて来ました。「うまそうな奴がやって来たぞ!」とトラはその旅人を仕留めようと思いました。そして金の腕輪を旅人に見せながら言いました。「おーい、旅のお方。この腕輪が欲しくないかい。こっちに来んかね? さっき拾ったんじゃが、わしが持っていても宝の持ち腐れじゃろう」
旅人は腕輪が欲しいと思いましたが、トラに近づくのをためらいました。そこで用心してトラにたずねました。「うまいことを言っているが、私をつかまえて食べてしまうつもりだろう?」
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宋の時代に、ある人が一つの宝石を手にいれます。彼はこれを斉の大夫・子罕(しかん)に献上しようとしましたが、子罕はこれを受け取りませんでした。「この玉は宝石の専門家に鑑定してもらった本物の宝石です。あなた様に献上したいのです」といいます。それに対して子罕は、「私は貪りを宝としません。あなたは宝石を宝としているので、もし宝石を私にくれたら、私たちは二人とも、自分の宝を失うことになります。それならやはり各自で宝を保管したほうがいいでしょう」と答え、宝石を受け取りませんでした。
中国では寛容と我慢が、一種の伝統的な美徳として称賛されてきました。孔子は「薄責于人、則遠怨矣」と語りました。曰く、他人を責めないで、理解と寛容の気持ちで接することができれば、自分も悩むことなく、穏やかな心情を保つことができるという意味です。
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