ブレインフォグは流行の後遺症としてよく見られるが、治療用スープはその回復を早めることができるとされている (zon / PIXTA)

一杯のスープで「ブレインフォグ」撃退!血液脳関門の新知見

ブレインフォグ(脳霧の症状)はCOVID-19の一般的な後遺症であり、最新の研究では、血液脳関門の損傷がその原因の1つであることがわかりました。

血液脳関門(Blood-Brain Barrier、BBB)は、脳血管内皮細胞と周囲の細胞から構成され、血液と脳の間の分子の出入りを調節し、中枢神経系を血液中の外部物質、ホルモン、神経伝達物質から守ります。血液脳関門が損傷すると、有害物質が脳に入り込み、中枢神経系の疾患を引き起こします。

2024年2月、「自然-神経科学」誌に研究が掲載されました。研究者たちは、COVID-19の急性感染期の患者であろうと、感染後にブレインフォグの後遺症が現れる患者であろうと、血脳関門が明らかに損傷していることを発見しました。

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ブレインフォグとは新型コロナウイルス(COVID-19)の後遺症の1つで、まるで頭の中に霧がかかったように「ぼんやりして、物事が思い出せない状態」を指す言葉です。