より住みやすい国へ?
移民大規模流入に立ち向かう、欧米市民の声と政策の行方
新型コロナウイルスのパンデミックが収束しつつある現在、世界各国は新たな課題に直面している。その1つが移民の大規模な流入である。アメリカやヨーロッパでは、移民問題が社会の分断を引き起こし、政治的な対立を深めている。これに対して、一般市民が立ち上がり、自国の生活水準と秩序を守るために移民政策の見直しを求め始めた。
世界中で移民の波が押し寄せている背景には、移民が、アメリカやヨーロッパで、豊かな生活をしたいという現実がある。ところが、世界開発センターのデータによると、大多数の移民は、貧困から逃れて来たわけではなく、自国での収入は平均以上で、彼らの多くは、不法入国してまで、さらにより高い生活水準を追求しようとしているというのが現実だろう。
欧州議会選挙でも、移民問題は主要な争点となっている。欧州連合(EU)は各国に移民の受け入れを義務付けているが、オランダ、ハンガリー、ポーランド、チェコ共和国の政治家たちは、これに反発している。例えば、ポーランドのドナルド・トゥスク首相は「我々は、移民を受け入れる必要はない」と明言し、EUの移民配分制度に反対している。
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