2024年5月26日、中国重慶市のトンネルで深刻な漏水が発生した。画像はその時の様子。(中国のネットより)
賄賂を支払った分だけ、業者は手抜きを行い相殺する。それが文化だと嘯く!

【動画あり】「手抜き工事ここにも?」 中国、開通から3年足らずのトンネルで漏水

今月26日、中国重慶市のトンネルで深刻な漏水が発生したことがわかった。中国メディアによると、このトンネルは開通からまだ3年も経っていない。

トンネル漏水の様子を捉えた動画がネットに流出しているが、そこには、滝のように泥水がトンネル上部から勢いよく降り注ぎ落ちてくる様子があった。また付近の地面にも水たまりが出来ている。

「こんな動画をネットに流した人、捕まったかな?」ーー。ネット上では「一貫して情報封鎖を好む当局」をからかうコメントが目立つ。

今回もSNSなどで話題になっているのは、トンネルの安全性に関する疑念である。「このトンネルも手抜き工事だったのか?」

「も」というのは、昔から中国各地で校舎、学校体育館、公立病院、スーパーマーケット、集合住宅の崩落事故があまりに相次いでいるから、誰しも同様の事故をみると「も」を付けてしまうのだ。

今月1日にも、広東省梅州市にある高速道路の路面の一部が崩落する事故があった。翌日、「死者48人、負傷者30人」と当局が死傷者数を発表して以来、続報はない。

事故が起きた同高速道路(開通して10年足らず)では施工期間中に何度も崩落事故を起こしており、約1年前にも同様の事故が起きている。さらに皮肉なことに、先月末に安全検査をクリアしたばかりだった。

当局はこの事故を「災害」と位置づけているが、ネット上では「当局の管理不行き届きや手抜き工事」を非難し、責任追及を求める声が高まっている。

「今の中国は一見してとても見栄えは良い。しかし、10年もしないうちに、おから工事災害があちこちに現れるだろう。住宅をはじめ、橋、道路、鉄道などのインフラは問題だらけだ」と米国の上級橋梁設計技術者である竹学葉氏が警鐘を鳴らしている。

 

(2024年5月26日、中国重慶市のトンネルで起きた漏水)

 

関連記事

やはり「手抜き工事」だったか 中国高速道路崩落事故(こちらをクリック

 

関連記事
中国吉林省の公園で刺傷された4名のアメリカ人教師が、無事に国内の家族と再会するか、夏季旅行を再開した。これらの教師はアイオワ州のコーネル大学(Cornell College)に所属している。大学のジョナサン・ブランド学長によると、全員が元の夏季計画に戻った。6月10日、4名の教師と1名の中国人が吉林省の公園で刺傷され、警察は教師の一人と犯人が接触したことが事件のきっかけであると発表した。
中国の経済悪化により、2024年以降、農村の養老施設から退院する高齢者が増加している。建設業に従事する農民工の失業が増え、養老費用の負担が難しくなったためである。養老施設の費用は高額で、多くの農民にとって負担が大きい。中国農村は既に中度の高齢化社会に入っており、この問題は今後も深刻化すると見られる。
【ソウル】6月24日、韓国京畿道華城市にあるリチウム電池工場で火災が発生し、22名の労働者が死亡した。このうち19人が中国公民であり、多くは中国東北部からの朝鮮族の女性であることが明らかになった。
フィリピン駐美大使のホセ・マヌエル・ロムアルデス氏は、南シナ海のセカンド・トーマス礁(中国語: 仁爱礁)を巡る北京との争端が地域紛争を引き起こす可能性があり、印太地域の国々を巻き込み、さらには核戦争の懸念をもたらす可能性があると警告している。
米国務省は6月26日に発表した年次信仰の自由に関する報告書で、神韻芸術団に対する中国の抑圧行為に焦点を当てた。