陸海空自衛隊は6月7日から18日にかけて、米軍主導の大規模演習に初めて参加する。写真は過去の演習の様子 (Photo by Stephen W. Rowe/U.S. Navy via Getty Images)

自衛隊、米軍主導の大規模演習に初参加へ 国内外の演習施設で実施

アジア太平洋地域に対する中国共産党の軍事的圧力が高まるなか、陸海空自衛隊は6月7日から18日にかけて、米軍主導の大規模演習に初めて参加する。同盟国軍との連携を強め、抑止力と対処力を高める。防衛省統合幕僚監部が24日、発表した。

「ヴァリアント・シールド2024」では、日本国内の自衛隊施設や在日米軍施設に加え、日本周辺の海空域やフィリピン周辺海域、グアムなどが主な演習場所となる。陸海空自衛隊と米インド太平洋軍、在日米軍そして他の同志国の部隊も参加する。

統合幕僚監部は演習について、「統合作戦能力及び日米同盟の抑止力・対処力を強化するとともに、同志国とのパートナーシップの拡大を図る」目的だと指摘。自衛隊は演習への参加を通して「同盟国及び同志国とともに即応態勢を強化して、我が国の防衛及び地域の平和と安定に寄与」することができると発表した。

▶ 続きを読む
関連記事
小泉進次郎防衛相とヘグセス米国防長官は10月28日、フィリピン中部セブで会談し、複数の分野での協力強化で一致した
日米共同統合演習「キーン・ソード27」が過去最大規模で実施。南西諸島に対艦ミサイルや長射程火力を展開し、宇宙・サイバー領域を含む全領域での連携強化を図る
元海上自衛隊幹部の山本勝也氏は20日、日本は米国と同盟関係にあるものの、中国(中共)が日本の沿岸領土で展開する「グレーゾーン」戦術への対応は、日本が主導しなければならないと述べた。
中共軍の無人機2機が10月19日、沖縄本島と宮古島の間を通過した。同区間の無人機通過の公表は今年度初。16~18日には艦艇7隻も通航し、20日も有人機の飛行が相次いだ。小泉防衛相は無人機への対応の必要性を強調した
2026年度上半期の空自の緊急発進は442回で、前年同期比約67%増。中共機への対応が285回と最多を占める一方、ロシア機への対応は152回と約2.6倍に増えた。北部・西部でも対応が大幅に増加した