政府は新法によってスマホOSの寡占状態を是正する考えだ。写真はモバイル・エコシステム全体の特性について端的に表した図表(公正取引委員会)

「スマホソフトウエア競争促進法」成立 巨大IT企業念頭「自発的是正が困難」

スマートフォン向けアプリ市場での巨大IT企業による独占状態を是正するための法律が12日、参議院本会議で可決・成立した。「スマホソフトウエア競争促進法」はスマートフォンの基本ソフト(OS)で絶大なシェアを持つアップルやグーグルを念頭に、他の事業者による提供を妨害する行為を禁止し、健全な競争を促す。

法律では、スマホの動作に必要な基本ソフト(OS)やブラウザ、アプリストアなどを「特定ソフトウエア」と定義した。巨大IT企業による他事業者への妨害行為を禁止し、違反があれば国内売上高の20%に相当する分の課徴金が科される。違反を繰り返す場合には課徴金の額が引き上げられる。

法案の閣議決定に際しては、大手事業者による「競争制限的な行為によって、公正かつ自由な競争が妨げられている」と指摘。「新規参入等の市場機能による自発的是正が困難」であるほか、「独占禁止法による個別事案に即した対応では立証活動に著しく長い時間を要する」といった課題が浮上した。

▶ 続きを読む
関連記事
国土交通省と観光庁は7月17日、外国人によるレンタカー事故を抑えるため、新千歳、福岡、那覇の3空港周辺にある主要国道で、カラー舗装や路面表示などの安全対策を本格的に実施すると発表した。
政府主催の全国戦没者追悼式が8月15日、戦後81年の「終戦の日」に日本武道館で行われた。高市早苗首相は式辞で、先の大戦で犠牲となった人々に哀悼の意を示すとともに「戦争の惨禍を、二度と繰り返させない」と不戦の誓いを表明した
高市早苗首相は8月14日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、国内の特殊詐欺被害が過去最悪を更新し続けているとして、「異常事態」であり、危機的な情勢にあるとの認識を示した。
高市早苗内閣は、エネルギー価格の抑制や所得税減税、教育・子育て支援などの物価高対策を進める一方、企業統治改革や地方への産業集積を通じて潜在成長率を引き上げる方針だ。短期的な家計支援と中長期的な成長戦略を組み合わせ、デフレからの完全脱却と賃金・物価の好循環を目指す。
日本の国旗を公然と損壊する行為などを処罰する「国旗の損壊等の処罰に関する法律」(通称・日本国旗損壊罪法)が13日、施行された。