投資家が企業を通じて個人に貸し出す
話題のプライベートクレジット 注意が必要
公的年金、基金、個人投資家は常に次の「大物」、つまり、収益を増やしリスクを減らしながら多様化を約束する新しい投資手段または資産クラスに興味を持っている。
現在注目されている資産クラスはプライベート クレジット(非公開で組成、交渉される投資商品)だ。簡単に言うと、プライベート クレジットとは、投資家が合意された金利、期間、および満期スケジュールで企業または企業のポートフォリオ(資産構成)に資金を貸し付けること。投資家は融資資本を提供し、企業のプライベートデット(ファンド等の銀行以外の主体による企業等への貸付債権)、企業の個人対応貸付マネージャーは、借り手の信用度を判断し、取引を構築する。借り手は事前に決まった融資契約に従い、定期的に返済を行わなければならない。
プライベートクレジットにより、投資家は民間の商業銀行家の役割を果たすことができる。これに対して、公的に取引される企業債券とはいくつかの点で異なっている。まず、プライベートデットは主に中規模企業のポートフォリオで構成されている。これらの企業は通常、規模が小さすぎて、率直に言って、債券を発行するリスクが高すぎる。また、投資家は自分が資金を貸しているすべての企業を把握できないことも多く、財務諸表へのアクセスもできない場合がある。たとえ把握していたとしても、投資家はポートフォリオ内の個別の名前から資金を引き揚げることはできない。企業債券とは異なり、プライベートクレジットには実際の場外取引市場が存在しないからである。
関連記事
米国と欧州連合(EU)が中国に関税を課すなか、中国共産党政権は新たな輸出市場を模索することになる
米イラン交渉の進展を受け、世界市場のリスク選好が改善。25日のアジア太平洋株式市場とリスク資産が軒並み上昇した。
台湾高速鉄路は20日、新型車両「N700ST」の導入に向け、三菱重工業と約130億円の契約を締結した。日本の新幹線システムの海外展開を象徴する事例だ
石油連盟の木藤俊一会長は会見で、中東緊迫下でも代替調達により安定供給と製油所の稼働を維持していると強調。一方で、サプライチェーン強靱化に伴うコスト負担や競争力維持の議論が必要と訴えた
日本銀行・小枝審議委員の講演内容を解説。中東情勢を背景とした物価上振れリスクへの警戒感や、「金利の正常化」に向けた追加利上げの必要性、バランスシート正常化への道筋について分かりやすくまとめました