2024年6月20日、サウジアラビアのメッカで待つトルコ人イスラム教徒のハッジ巡礼者。(Abdel Ghani BASHIR / AFP via Getty Images)

メッカ巡礼で1300人が死亡 エジプトが16旅行会社の資格を取り消し

今年のメッカ巡礼期間中、イスラム教徒たちはこの砂漠の王国で極端な高温に見舞われ、6月23日(日)までに1300人以上が死亡した。

サウジアラビアのファハド・ビン・アブドゥルラフマン・アル・ジャラジェル保健大臣によれば、死亡した1301人のうち83%が許可されていない巡礼者であり、高温の中で長距離を移動し、メッカおよびその周辺地域で巡礼の儀式を行っていたという。

ジャラジェル大臣はサウジ国営テレビAl Ekhbariya TVのインタビューで、95人の巡礼者が現在病院で治療を受けており、その中には首都リヤドに空輸されて治療を受ける者もいると述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ大統領とムハンマド王太子がワシントンで会談。AI・エネルギー・防衛分野で総額2700億ドル超の契約が続々成立。サウジは米国投資を1兆ドルに倍増表明、F-35売却も承認へ。
サウジのムハンマド・ビン・サルマン王太子が米国への投資を1兆ドルに拡大。トランプ大統領との会談で両国の戦略的協力や中東安定の行方が注目されている。
サウジのムハンマド・ビン・サルマン王太子がホワイトハウスを訪問。米サウジ関係の転換点となる防衛・外交・AI・中東和平の議論が交わされる。
国連安保理は米国案のガザ和平計画を支持し、国際治安維持部隊の派遣権限を承認。パレスチナ国家樹立にも言及
シリア政府は10日、トランプ米大統領との会談を受け、過激派組織「イスラム国(ISIS)」の掃討を目的とするアメリカ主導の国連軍に参加することで合意した。シリア政府関係者が明らかにした。