中国の風力発電機メーカー、欧州参入進む 補助金調査で緊張も
[ベルリン/フランクフルト/ロンドン 19日 ロイター] – 中国の複数の風力発電機メーカーが今月、ドイツで初めて受注を勝ち取り、欧州市場参入に弾みをつけた。欧州勢は存続の危機を巡る懸念を強めている。
欧州は、太陽光発電を巡り、中国製品の輸入規制措置が限定的だったために多数の域内メーカーが倒産した苦い経験がある。
欧州風力エネルギー協会(EWEA)の統計によると、中国の風力発電機大手3社が欧州の風力発電能力に占める割合は現在、1%未満にとどまる。ただ、受注量は2023年だけで1.2ギガワットに上り、24年は現時点で約0.6ギガワットに達した。独事業会社ルクスカラから今月受注した296メガワット分も含まれ、独政府は精査する方針を示した。
関連記事
物議を醸している英ロンドンにある中共の「メガ大使館」計画が、3度目の延期となった。イギリス政府は12月2日、この計画の審査期限を来年1月20日まで延長すると発表し、国家安全保障上の懸念が一段と高まっていることを理由に挙げた
中国共産党が世界的な規模で拡張を続ける野心と、それに伴う国際安全保障上の脅威が懸念される中、多くの国々が戦略の見直しを加速させている
中国欧州連合商工会議所(EU商工会議所・中国)が1日に発表した調査で、中国共産党政権による輸出規制が欧州企業の調達戦略に影響を与え、中国依存からの分散を進める動きを促していることがわかった。影響はサプライチェーンや納期、収益にも及んでいるという
これはウクライナ戦争終結を目的とする28項目の草案に対する、ロシア指導者として初めての公式な反応である。
EU(欧州連合)のステファン・セジョルネ高官が最近、警告を発した。中国共産党(中共)が世界のレアアース供給をほ […]