中共とロシアの情報戦脅威増大に 米大統領が新反スパイ戦略
8月1日、アメリカのナショナル・サイバー・セキュリティー・センターは、新たな「ナショナル・カウンターインテリジェンス戦略」を発表し、中共とロシアをアメリカにとって最大の情報戦における脅威として名指しした。この新戦略は、今後3年間にわたる中共とロシアの脅威に対する対策を示している。
新しい「ナショナル・カウンターインテリジェンス戦略」には、「アメリカは、情報戦において、外国からの野心的で狡猾な、かつ重大かつ複雑な脅威に直面しており、その中にはロシア、中国共産党(中共)、イラン、北朝鮮が含まれている」と記している。
さらに、これらの国々が「アメリカの国家機密、機密データ、知的財産、技術、軍事能力を盗み出し、アメリカの外交政策や情報活動を破壊し、混乱を招く試みをしている」と報告している。
新たな「ナショナル・カウンターインテリジェンス戦略」は、「中共とロシアが最も深刻な情報戦の脅威である」とはっきりと指摘している。
バイデン大統領は、この新しい「ナショナル・カウンターインテリジェンス戦略」が、米国政府とカウンターインテリジェンス情報機関にとって、今後3年間の脅威に対する対策の指針となると述べ、主要な方針は次の3点に集約されると説明した。
1. 外国の情報機関を出し抜いて拘束すること。
2. アメリカの戦略的優位性を守ること。
3. 対諜報能力、パートナーシップ、そしてレジリエンス(情報インフラの回復能力と柔軟性)を強化することによる未来への投資だ。
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