8月の景気動向指数(CI、速報値)によると、先行指数は106.7、一致指数は113.5となった。一致指数の基調判断は、前月に続いて「下げ止まり」となっている。(shutterstock)

8月の景気動向指数、一致指数が2か月ぶりに低下

7日に内閣府が発表した8月の景気動向指数(CI、速報値)によると、先行指数は106.7、一致指数は113.5となった。一致指数の基調判断は、前月に続いて「下げ止まり」となっている。

景気動向指数は、主に生産や雇用など、経済活動に敏感に反応する指標を統合し、景気の現状把握や将来予測に役立てるために作成された指標である。今回、特に注目される一致指数は、前月比で3.7ポイント下降し、2か月ぶりの低下を記録した。また、3か月後方移動平均も1.34ポイント下降し、こちらも2か月ぶりの下降となった。一方、7か月後方移動平均は0.07ポイント上昇し、2か月連続で上昇が続いている。

一致指数の下降は、台風の襲来に伴う工場稼働停止、特に自動車関連の生産停止が大きく影響している。鉱工業生産指数、鉱工業生産財出荷指数、耐久消費財出荷指数、投資財出荷指数など、生産と出荷に関連する指標と卸売業商業販売額が押し下げ要因となった。

▶ 続きを読む
関連記事
石油連盟の木藤俊一会長は会見で、中東緊迫下でも代替調達により安定供給と製油所の稼働を維持していると強調。一方で、サプライチェーン強靱化に伴うコスト負担や競争力維持の議論が必要と訴えた
日本銀行・小枝審議委員の講演内容を解説。中東情勢を背景とした物価上振れリスクへの警戒感や、「金利の正常化」に向けた追加利上げの必要性、バランスシート正常化への道筋について分かりやすくまとめました
トランプ大統領がイランに対して強硬な警告を発したことに加え、湾岸地域で新たなドローン攻撃が相次いだことを受け、18日、原油価格は1%超上昇し、アジア太平洋地域の株式市場は全面安
経団連が策定した2040年を見据える国家戦略「科学技術立国戦略」。構造的課題を克服するため、投資牽引型への転換や世界トップ水準の研究開発投資など、政府への提言内容と目指すべき社会像に迫る
高市総理がオーストラリアを訪問し、アルバニージー首相と首脳会談を行った。友好条約50周年の節目に、防衛やエネルギーなど様々な分野での協力を深める。「準同盟国」として次なる50年へ向かう両国の歴史的会談のポイントを解説