ペ・ヨンジュンとチェ・ジウ主演の人気韓国ドラマ『冬のソナタ』は、昨年日本で放送20周年を迎えた。このドラマを制作した韓国の制作会社が『冬のソナタ』の映画版を制作、2025年秋に日本で公開される予定だ。
『冬のソナタ』は2002年1月に韓国で放送された後、韓国で人気を得ただけでなく、2003年に日本で放送された後、日本で韓流ブームを巻き起こした代表的ドラマ。このドラマの主演のペ・ヨンジュンとチェ・ジウが多くのファンを魅了し、関連商品が売れ、ストーリに登場する観光スポットも旅行の人気のスポットとなった。
『冬のソナタ』は2003年4~9月、NHKの衛星放送局BS2で初放送された。ドラマファンからの熱烈な要望に応え、通常は放送された作品を短期間で再放送することの少ない日本でも、異例の措置として2004年4月にNHKの地上波で再放送が行われた。
その後地上波で放送され、放送時間は午後11時にもかかわらず、このドラマの全20話の平均視聴率は14%を超え、最終話の平均視聴率は20%を突破した。終了後もブームは萎むことなく、同年12月、NHKのBS2は未公開シーンを収録した冬のソナタ「完全版」が放送された。
日本で小説化された『冬のソナタ』は2004年7月まで122万冊売れ、またアニメ作品にもなり、テレビアニメと映画版アニメに制作され、主演のペ・ヨンジュンとチェ・ジウを呼んで吹き替えた。2003年から2004年まで『冬のソナタ』の映像作品及び書籍などの商品が生み出した収益は90億円にも達し、当時、ある経済学者の分析によると、『冬のソナタ』は日本で約1225億円の経済効果を生み出した。
さらに、このドラマでヒロイン「チョン・ユジン」を演じたチェ・ジウは、日韓広報大使に任命され、国賓待遇で総理大臣官邸を訪問し、当時の首相だった小泉純一郎氏と面会した。
聯合ニュースが7日に報じたところによると、昨年、ファンの熱烈な映画化の希望を受け、制作会社のパン・エンターテインメントは、2025年秋の公開を目指して『冬のソナタ』を映画版として制作することを決定した。
今回の映画版『冬のソナタ』には、当時の監督ユン・ソクホがすべての制作過程に参加し、映像の4Kリマスター化も行われる予定。ドラマで流れていた音楽も交響楽バージョンに編曲され、再収録される予定だという。
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