10月の物価指数 食料とエネルギーが家計を圧迫
22日に総務省が発表した10月分の全国消費者物価指数(CPI、2020年基準)は、変動の大きい生鮮食品を除いた総合指数は108.8。前年同月比で2.3%上昇した。食料、住居、光熱費などが大きく影響した。
食品の価格上昇は続いており、生鮮食品を除く食料は3.8%上昇。特に米の価格高騰は収束しておらず、米類が58.9%上がった。また原材料価格の上昇や、猛暑による供給不足で、チョコレートの価格は19.3%、果実ジュースは29.8%上がった。
電気代は前年同月比で4.0%上昇している。政府が実施した電気・ガス代補助政策が9月使用分まで続いたため、エネルギー関連の負担は一時的に軽減されていた。補助終了に伴い、11月以降のエネルギー価格がどのように推移するかが注目される。市場価格が依然として高止まりしている場合、家計負担は増大し、物価指数への影響は再び大きくなる可能性がある。
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