2005年7月22日、上海の銀行で人民元と米ドルの束を数える行員。 中国の慎重な人民元切り上げは、アジア地域の協力関係を強化し、長年ドルに固執してきた莫大な外貨準備の分散化を図るため、アジア通貨の価値を押し上げることになりそうだ。 AFP PHOTO (Photo credit should read STR/AFP via Getty Images)

中国の11月資本流出 過去最高に

中共(中国共産党)の公式データによると、今年11月に中国の資本市場から流出した資金は457億ドル(約7兆1661億円)に達し、歴史的な新記録を達成した。分析者は、トランプ氏の関税政策が中国からの資金逃避を加速させたと考えている。

中国の外貨管理局のデータによれば、11月の中国の跨国投資(海外の資産や企業に投資する投資手法)の収入は1889億ドル、支払い総額は2346億ドルで、457億ドルの逆差はこの項目における史上最大の単月赤字だ。

この巨額の赤字は、10月の258億ドルの資金流出からさらに拡大しており、投資家の中国市場に対する信頼が著しく低下していることを示している。

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党の機関紙が10日連続で中国経済に関する署名記事を掲載した。内需や消費の弱さを認める一方、分析では「9・29」景気刺激策の効果は限定的で、短期的な大規模追加策の可能性も低いとの見方が出ている
中国で銀行再編が加速している。2025年には670を超える銀行が閉鎖され、銀行数は4年間で23%減少。不動産不況や低金利、デフレに加え、3兆ドル規模ともされる「隠れ不良債権」が地方銀行の経営を圧迫
2026年第3四半期、中国本土の太陽光発電関連株99銘柄のうち77銘柄が下落した。供給過剰や需要低迷が続く中、企業の赤字や生産停止、人員削減も広がり、業界再編の長期化が予想される
中国の国慶節大型連休が始まり、旅行需要が高まる一方、消費は低迷。専門家によれば、宿泊費や食費を抑える「貧乏旅行」が広がり、旅行需要の拡大がそのまま消費回復にはつながっていないという
中国本土の一般家庭が30万元(人民元、以下同)を貯めることがどれほど難しいかが、このほど議論を呼んでいる。調査によると、半数の家庭の預金は9万元(約210万円)に満たない。