日本の所得分布:年収300万~500万円が最多(shutterstock)

年収1千万円以上が全体の5.5%に留まる 高所得層の少なさが浮き彫りに=国税庁

国税庁が発表した2023年の「民間給与実態統計調査」によると、日本の給与所得者数は前年比1.7%増の6068万人に達し、過去最大を記録した。民間事業所が支払った給与総額も232兆9072億円と前年を上回り、所得税の総額は12兆61億円となった。一方で、所得税額は微減し、給与総額に占める税額の割合は5.15%に留まった。

給与所得者の年収分布をみると、中央値は年収300万~400万円と推定され、この層が全体の16.3%を占める。

年収300万~500万円の層が全体の31.7%を占め、最も多い層となっている。一方で、年収1千万円以上の高所得者層は全体の5.5%に過ぎず、うち、2千万円以上の所得者はわずか0.6%。所得格差が比較的小さいものの、上位層は限られている状況が示されている。これは給与所得者に関する統計結果であり、個人事業主は対象外だが、いずれにせよ、年収1千万円は依然として高い壁である。

▶ 続きを読む
関連記事
IMFはなぜ「待った」をかけたのか? 消費税2年間ゼロ案の裏にある財政リスクと、政府が急ぐ「給付付き税額控除」への転換シナリオ
高市総理は18日、日米「戦略的投資イニシアティブ」の第一陣プロジェクトで合意したと発表。人工ダイヤ製造やAIデータセンター向け電力供給など3分野で協力し、経済安全保障と日本企業のビジネス拡大を目指す
日米両政府は、総額5500億ドルの対米投融資計画の第1弾として、ガス火力発電や原油輸出港など3事業・約5.5兆円規模の投資を決定。エネルギーや重要物資の供給強化を図る
帝国データバンクの2月調査によると、消費税減税が自社に「プラス」と回答した企業は4社に1社。半数近くが「影響なし」。小売業の期待や実務負担への懸念など、企業現場のリアルな声を伝える
16日公表のGDP速報を受け、城内大臣が談話を発表。実質成長率は2四半期ぶりにプラス転換した。政府は今後、「責任ある積極財政」の下で投資を推進し、「強い経済」の実現を目指す方針だ