中共の統治下では、悪質な食品が蔓延しており、地溝油はその代表的な例となっている。資料提供:(STR/Getty Images)

中国の食品と医薬品の安全性 99%超えと当局が主張 ネットユーザーからは皮肉の声

中国共産党(中共)の統治下において、中国の食品安全と医薬品の安全性は長年にわたり批判されてきた。当局の最近の公式発表によれば、食品安全に関する抽出検査の合格率は99.2%、医薬品の抽出検査の合格率は99%以上を維持しているとのことだ。この発表は、中国本土のネットユーザーから嘲笑を招いた。一部の官営メディアは、コメントを制限している。

中共の中央テレビ(CCTV)は12月23日、全国市場監督管理工作会議からの情報として、「三品一特」(食品、医薬品、重点工業製品、特種設備)の安全状況は「全体的に安定している」と報道した。

このうち、食品安全評価に基づく抽出検査の合格率は99.2%であり、畜禽肉(家畜や家禽肉)などの食用の肉や水産物、野菜などの品目の合格率もさらに向上している。また、薬品の抽出検査の合格率は99%以上を維持している。

▶ 続きを読む
関連記事
母親はどれほど絶望すれば、自らの手で我が子を落とし、自らも続くのだろうか。中国・杭州の陸橋から。
AIを悪用した「返金詐欺」が中国で爆発中。活きた蟹がAIで「死亡加工」され、買い手が拘留。業者が次々つぶれる勢いだという。
内モンゴル自治区フフホト市の商業ビルで発生した大規模火災をめぐり、インターネット上に拡散した映像と当局の発表内容が大きく食い違い、情報隠蔽ではないかとの疑念が広がっている。住民の被害状況は依然明らかになっていない
中国でまた高校生のいじめ死が発生。「孤児だ」と半年以上侮辱され続けた17歳の少年。遺族は棺を校門に運び「真相を明らかにしてほしい」と訴えている。 いま中国で何が起きているのか。なぜ子どもを守れない社会になってしまったのか。
灰皿をタグにする国、中国。理由は「着て返す客」が多すぎたから。通販の闇がここまで深いとは。