日本製鉄・東京本社のオフィスビル外に掲げられた会社のロゴ。(KAZUHIRO NOGI/AFP via Getty Images)

バイデン大統領のUSスチール買収禁止命令に経団連がコメント

経団連は、6日、日本製鉄によるUSスチール買収計画に対するバイデン大統領の禁止命令について、深い遺憾の意を表明するコメントを発表した。

米国との経済的パートナーシップを重視する経団連は、この決定を「誠に残念である」と評価し、日米間の長年の信頼関係に悪影響を及ぼす可能性を強く懸念している。経済安全保障を理由とした今回の禁止命令は、日本が米国の最大の投資国であり、最も信頼できる同盟国であることを考慮すると、極めて異例の対応と受け止められている。

経団連はコメントで、「本買収計画は、米国にとって重要な社会インフラ・産業の基盤となる鉄鋼の米国内での生産拠点やそれを支える労働力の維持・強化に貢献すると期待されるものである。日本は、米国の最大の投資国かつ同盟国であるにも関わらず、経済安全保障を理由にこうした決定がなされたことに対し、今後の対米投資、さらには日米経済関係への影響が憂慮される。米国政府には、こうした懸念を払拭すべく適切な対応をしていただきたい」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
【経営幹部必読】中国等を念頭に置いた国家主体の技術窃盗リスクが急増する今、技術流出対策は現場任せにできない「最重要の経営課題」だ。経産省「技術流出対策ガイダンス」第2版を紐解き、経営トップが主導すべき全社的な防衛策を解説する
日本の企業を取り巻く環境は、効率重視のグローバル化の時代から、地政学リスクを踏まえた対応が不可避な時代へと大きく転換している
過去の停戦局面を野村證券ストラテジストが検証。日米の株価指数は停戦の3〜4週間前から上昇傾向
30日の金融市場は、株価の急落と急激な円安が同時に進行した。これを受け、財務省の三村淳財務官は就任後初めてとなる強い表現で為替介入の可能性を示唆し、市場を強く牽制した。
積水化学工業と子会社の積水ソーラーフィルムは2026年3月27日、次世代太陽電池として期待されるフィルム型ペロブスカイト太陽電池「SOLAFIL(ソラフィル)」の事業開始を正式に発表した。日本国内メーカーによるペロブスカイト太陽電池の発売は今回が初めてだ。