日本製鉄・東京本社のオフィスビル外に掲げられた会社のロゴ。(KAZUHIRO NOGI/AFP via Getty Images)

バイデン大統領のUSスチール買収禁止命令に経団連がコメント

経団連は、6日、日本製鉄によるUSスチール買収計画に対するバイデン大統領の禁止命令について、深い遺憾の意を表明するコメントを発表した。

米国との経済的パートナーシップを重視する経団連は、この決定を「誠に残念である」と評価し、日米間の長年の信頼関係に悪影響を及ぼす可能性を強く懸念している。経済安全保障を理由とした今回の禁止命令は、日本が米国の最大の投資国であり、最も信頼できる同盟国であることを考慮すると、極めて異例の対応と受け止められている。

経団連はコメントで、「本買収計画は、米国にとって重要な社会インフラ・産業の基盤となる鉄鋼の米国内での生産拠点やそれを支える労働力の維持・強化に貢献すると期待されるものである。日本は、米国の最大の投資国かつ同盟国であるにも関わらず、経済安全保障を理由にこうした決定がなされたことに対し、今後の対米投資、さらには日米経済関係への影響が憂慮される。米国政府には、こうした懸念を払拭すべく適切な対応をしていただきたい」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
内閣府が2月の月例経済報告を発表。米国の通商政策の影響が残るものの、日本経済は緩やかな回復基調を維持している
中国による特定日本企業への軍民両用品目の輸出禁止措置に対し、経団連・筒井会長が見解を示した。背景にある日本の安全保障の重要性や、今後の官民連携、対話を通じた事態打開への決意を述べた
国土交通省と内閣府による第1回「造船ワーキンググループ」が開催。日本の造船業再生に向け、人材育成や企業間の連携強化について議論。今後は次世代船舶での主導権獲得を目指すロードマップが策定される
23日、赤澤経産相と米ラトニック商務長官の電話会談が行われ、「戦略的投資イニシアティブ」の推進や、米国の新関税措置に対する日本の申し入れが行われた
赤澤経産大臣は23日、フランス主催のG7貿易大臣会合にオンラインで出席。重要鉱物のサプライチェーン強靱化に向けた同志国連携や、3月26日のWTO閣僚会議への対応について意見交換が行われた