「税金滞納倒産」過去最多の176件 中小企業の苦悩が浮き彫りに
2024年、税金や社会保険料の滞納が原因で倒産した企業の数が過去最多を記録した。東京商工リサーチの報告によると、この「税金滞納倒産」は176件に達し、前年の92件から91.3%増加した。
この増加には、多くの中小企業が深刻な経済的課題に直面していることが関係している。多くの企業が過剰な借金を抱え、新たな資金調達が困難な状況にある。円安による物価上昇、人材確保のコスト、賃上げなどが企業の収益を圧迫し、厳しい経営状況の中で、運転資金の確保を優先せざるを得ない状況が生まれている。
倒産件数を産業別に見ると、サービス業が49件で最多となり、前年比88.4%の増加を示した。建設業も42件と、前年比162.5%の大幅な増加となっている。特に売上高に対する人件費の比率が高い労働集約型の産業で収益性の低い企業ほど、税金滞納のリスクが高いことが明らかになった。
関連記事
日本の7月の貿易収支は6345億円の赤字となり、3か月連続で赤字を記録した。輸出入はともに過去最高となったが、円安や原油などの輸入増が収支を圧迫
2026年7月の訪日客は344万2100人で、7月として過去最多を更新した。中国客が前年同月比56.1%減となる一方、台湾は初の70万人超、韓国・香港も大幅に増え、市場構造の変化が鮮明になった
太平洋クロマグロの新たな資源管理方式で国際合意。中西部海域では30キロ以上の大型魚の漁獲枠を25%拡大し、小型魚は6%削減する。2027~28年の適用を目指し、本マグロの供給・価格や養殖業界への影響が注目される
政府統計によると、日本経済は2023年度から2025年度にかけ、実質ベースで緩やかな成長を続ける一方、物価上昇を背景に名目GDPが大きく拡大した。しかし2026年4~6月期は個人消費や設備投資が振るわず、内需のマイナス寄与を外需が補う構図となった
カナダ産原油を積んだENEOSのタンカーが2026年8月12日、鹿児島市の喜入基地に到着。高市首相はXに、「大変喜ばしく、日本のエネルギー安全保障の確保の観点からも、意義深いこと」と投稿した